渡辺美里デビュー30周年の記念イヤー。
ファンに届けられたのはベスト盤ではなく
『オーディナリー・ライフ』と名付けられたオリジナルアルバム。
オーディナリー・ライフとは、美里の言葉を借りるならば「ありふれた日々」。
美里にとってこの30年間のありふれた日々というのはつまり「常に歌がそばにあった」、
もっと言えば「渡辺美里=歌そのものだった日々」。
今作の総合プロデューサーは佐橋佳幸。
作家陣、ミュージシャンともにこれまで美里の歌に触れてきたファンにとっては馴染み深い、
あるいは懐かしい気持ちを抱くメンバーはもちろんのこと、
今回また新たなコラボレーションも沢山生まれています。
個性的なソングライター達の、個性的な楽曲たちを
大きな1つの作品としてまとめ上げることができたのはやはり渡辺美里だからこそ。
どのような楽曲であっても、揺らぐことなく変わらず真ん中にあるのは美里の歌声です。
30周年を記念したこのアルバムは決して美里の集大成でもゴールでもなく
これから先まだまだ続く「美里にとってのありふれた日々」の1ページ。
けれど美里にとってもファンにとっても大事な1ページになるであろう、そんなアルバム。